ただ、親は安心してくれるし、友人もうらやましいといってくれるが….
本当に自分が大企業にあっているか知りたい….」
このような悩みに答えます。
この記事を読むことで以下のことが理解できます。
•大企業で働くメリット/デメリット
•大企業に向いている人/向いていない人
•向いていない場合の対応方法
さっそく見ていきましょう。
大企業の文化/考え方は入ってみないとわからない

先日、こんなツイートしました。
大企業/公務員に向く人
・親や家族を安心させたい
・研修でしっかり教育してほしい
・安心して待遇のいい条件で働きたい
・古い体質でも問題なし
・やりがいのある目立つ仕事をしたい
–結構息苦しい。#ブログ書け #ブログ初心者 #ストレングスファインダー— べんきち@Webマーケター (@apc_ken) August 30, 2020
大企業あるあるなんですが、就職した人にはうなずける内容だと思います。
こちらについて、この記事で深堀りしていきます。
体質/考え方が古い
昔から続いている大企業は働いている人の年齢層も全体的に高く、基本的に保守的です。
リスクを冒して何か新しいことを始めるということは起こりません。
昔からからの付き合いの顧客と長い関係で取引が行われていて、人間関係で取引が継続されていることも多くあります。
競合の会社が参入しようとしても長い間の信頼関係での実績が一番の選択要因となっています。
例えば会社にあるコーヒーの豆の業者も長い付き合いの業者が好まれ、新しく出てきた掻っ切ってきな商品、サービスを取り入れたいという新入社員の意見が取り入れられることはありません。
また、上司からわけのわからないムダな資料をつくるようにいわれましたが、実際のその資料の使い道が不明で、その上司はやめることができなかったことも経験しました。
部署によって働きやすさが違う
大企業は働いてる部署によって働き方が違います。
例えば、病院や医療関係者を顧客とする部署と企業向けオフィスサプライを提供する部署は同じ営業部であったとしてもその業界の習慣に合わせた働き方が導入されています。
病院や医療関係者向けであれば、土日に仕事をしたりすることもあったり、対応する時間も顧客に合わせて遅い時間に対応するということもあります。
働きやすさもその部署の運次第で決まってくることになります。
古い体質で提案ができない
各部署には部長、次長、課長、係長などピラミッド型で全体への指示が来るように組織されています。
基本は軍隊の命令のように上の指示はぜったいであり、何かを提案するにも根回しの手順を認識していないと、ただ、却下されるだけになります。
大企業は、自分の意見/提案を通すための根回しのやり方を学んでおくことは大事です。
というのは、会社で正式に肩書として決める権限がない人が実は意思決定に大きな力を持っていて、その重要人物を通してりん議を通すという政治術が大企業で出世していくために必須のツールとなっています。
私自身はこれが苦手で部署の中で素早く影の権力者を探すことができず苦労しました。
専門スキルで勝負する場合はこのような政治力がいらないので私にはジェネラリストは向いてないことがよくわかるいい経験になりました。
仕事が細分化している
自分の部署でやる担当の部分が決まっていて、それが終わると別の部署に渡したりしますが、他の部署に依頼してやるよりも自分の部署でやったほうが効率がいいような気がしたりします。
部署の機能は明確に決められていてその決まったルール通りのやり方でやる必要があり、自分たちで新しくやり方を変えていくという自由裁量はありません。
何かを決めるのは常に上層部であって、担当部署は与えられたことを実行するだけになります。
部署の人数が多く、出世競争は厳しい
一つの課(部署)に50人くらい所属することも普通で、その中で一番偉い人が課長という職になります。
かなりの競争を勝ち抜いて就職した同期の中で50人の中で一番になっていくというのは実際かなり大変です。
先に説明した政治術を駆使して生き残っていくのは神経をすり減らすような気を遣うことになり、ストレスを大きいです。
特に銀行などの金融機関や医療関係の業種は人間関係のホンネとタテマエの使い分けで神経質になって追い込まれることもありがちです。
大企業で働くメリット

大企業で働く4つのメリットについてみていきます。
福利厚生がいい
財政基盤がしっかりしている大企業では会社所有の保養施設が格安で利用できたり、有給休暇も15日程度付与されることがほとんどです。
また立地のいい社宅の提供、財形貯蓄の利子の補助なども大企業ならではです。
知名度があり、信頼される
全国的に知れわたっている大企業であれば、親からも信頼され、友人からもうらやましがられたりします。
また、住宅ローン借りる際の信用枠も広がったりします。
社内研修が充実している
年に何度も研修が入り、現場の仕事から離れて1週間とか時間をかけてトレーニングを実施します。
業務に直接関係のあることとして、すぐに現場で役立つこと以外にも、外部講師をよんで業務とは少し離れたプレゼンテーションとかコミュニケーションといった特別な研修も受けられる場合があります。
実際そのような外部研修には1人当たりかなりの費用がかかっています。
給料水準が高い
もちろん大企業は給料水準が高いというのと、ボーナスも年2回夏、冬に安定して支給されます。
とくに最初は研修の期間が長いので、学生みたいに勉強しながら、給料をもらっているような感覚となります。
大企業で働くデメリット

大企業で働く3つのデメリットについてみていきます。
人間関係のしばりが強い
上司/部下の人間関係でチームワークとしての調和を大切にするので、仕事が終わっても半強制的な飲み会があったり、チーム全体である丸ことを重視して、ムダな会議が頻繁に行われたりします。
出世するためには上司との人間関係を深くしていくしかなく、気が合わない場合は毎日苦痛となります。
配属の希望が通らない
新卒同期の人数が500-1000人規模で採用されているので、個別の配属希望がかなえられることはありません。
すべて会社の都合で部署が決まります。
そしてジェネラリストとしてジョブローテーションで3-4年ごとに新しい部署に異動していきます。
古いことがそのまま継続され見直しされない
部署で権限をもつ役職者は年功序列で配置されているので、結構年配の人が課長の職についていたりします。
そのような組織のやり方に慣れているので、会社でこれまでやってきたことが基本正しいとされます。
リスクをとって新しいことを始めるという姿勢の人はほぼいません。
大企業に向く人/中小企業に向く人

・親や家族を安心させたい
・研修でしっかり教育してほしい
・安心して待遇のいい条件で働きたい
・古い体質でも問題なし
・やりがいのある大きな名前が残る仕事をしたい
・新しいことを試して成長したい
・自分の専門分野に絞って仕事をしたい
・早く出世してキャリアアップしたい
・ある程度自由に働きたい
・主体的に自分で決めていく仕事をしたい
結局はどちらが向いているかは何の基準を重視して選ぶか個人次第です。
安定した収入で家族や友人を安心させることが重要であれば、大企業がいいですし、自分の成長、専門分野のスキル、主体的な仕事が重要であれば、中小企業または外資系が向いています。
最近のジョブ型雇用、専門スキルの拡大については以下の記事で説明しています。

また、仕事で役立つ海外ドラマ/ドキュメンタリーを以下で紹介しています。

まとめ: 【サラリーマンの悩み】体験談: 大企業に就職して後悔したこと
大企業では給料水準が高く、安心して働けますが、古い考え方で年功序列で出世している人が牛耳っているため、やり方を変えることが難しいです。
意味のない資料をつくったり、時間のムダに思える会議で時間が取られ、主体的に仕事に取り組むことがジャマされることも多くなります。
中小企業、または外資系企業では、新しいことにチャレンジしたり、自分の専門分野に集中したりすることも可能で、主体的に仕事をすすめていく自由が大企業も格段に大きくなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。