ライフハック

バンド活動と会社運営でアウトプットをコントロールすることは同じ説

仕事の最中は、ボーカルのないJazzを聞いていますが、プライベートではロックも聞いたりしています。

今日は音楽の話題です。

バンド解散後も音楽が聴かれるアーティストとしては、ビートルズ、カーペンターズ、イーグルス、レッドツェッペリンなどいくつかありますが、今回はイーグルスを取り上げます。

時代の空気の中で音楽が生まれますが、時間がたっても色あせない音楽も存在しています。

そして、2013年にリリースされたドキュメンタリーHistory of the Eaglesは、3時間以上の作品ですが、バンドの成立から解散まで丁寧にインタービューした必見の映画です。

バンドの中心メンバー、ドン・ヘンリーグレン・フライを中心に活動していきますが、個性的なメンバーを加えて、デビューからヒットを飛ばします。

そして、最大のヒット、ホテル・カリフォルニアをリリースした後、バンドは空中分解し、メンバー同士の話もできないくらい関係が悪化し、その後、解散します。

そのピリピリした人間関係の空気は映画からもよく伝わってきます。

音楽で、質の高いものを出し続けるということでつながっていたバンドは、それぞれのメンバーが別の方向で質を求めるようになり、ビジョン/方向性が一致しなくなると、バンド運営が維持できなくなるということを余すことなく伝えています。

そのような音楽のアウトプットと企業の商品/サービスのアウトプット活動の共通点について、見ていきます。

音楽というアウトプットを出し続ける=バンド活動

イーグルスにヒット曲がいくつもあり、どれも異なった曲調です。

代表曲は、「テイク・イット・イージー」「ならず者」「呪われた夜」「ホテル・カリフォルニア」でビートルズ時代とは異なるウェストコーストサウンドと呼ばれる、フォークとロックを融合した新しい分野を開拓していきます。

ほとんどの曲は、ドン・ヘンリー、グレン・フライの2人による作曲でしたが、他のメンバーも作曲にかかわりましたが、作曲メンバーと非作曲メンバーに収入の面でも格差がつけられました。

以前は、Netflixで提供されていましたが、現在はなくなっていました。


ドン・ヘンリー、グレン・フライはバンドのリーダーとして、他のメンバーをだだの演奏屋みたいに見下す傾向があり、その傲慢さに対して、ランディ・マイズナー、ドン・フェルダーいったメンバーはメンバーとして正当に評価されないと少しずつ感じ始め、特にグレン・フライとは殴りあいをするほど対立し、最後にはバンドを出ていくことになります。

そしてそのようなドン・ヘンリー、グレン・フライの態度が解消されないまま、ホテル・カリフォルニアをライブで演奏した後、修復できなくなったバンドが解散します。

4-5人のメンバーで質の高い音楽を出していくということで価値観が統一されている場合、一人ひとりが自主的に自分のできることを最大限提供しようという貢献が得られますが、一部のメンバーの価値観だけで運営されると、他のメンバーは義務的に関わるだけで自主性を失っていきました。

会社で製品/サービスを出し続ける=企業活動

会社の活動でも顧客に対して、価値のある製品/サービスを提供することが求められますが、そこで働くメンバーでも製品/サービスの質に対して、コミットしていないと義務的な活動となってしまい、顧客からの満足が得られません。

情報が速い現代では、顧客の望む製品/サービスも変化していきます。

会社が届ける製品/サービスについて、そこに携わる担当者が自主的に関わるようにコミットしているか、あるいは、会社内で提供する価値観が共有されていないと、会社が衰退していきます。


製品/サービス提供という継続する活動に対して、個別の担当者の貢献度もそれぞれが成長することでどんどん大きくなっていきます。

同じ価値観を共有するというのは企業の基本的な姿勢ですが、実際にできているところは少ないというのが私の実感です。

メンバー全員でクオリティにコミットする絆

ビートルズ時代とは異なった音楽をつくっていく自分たちの新しい音楽を確立するというバンドの当初の価値観は、メンバー全員が共有できて、それぞれが自分の持ち場で自分のできることを主体的に差し出し他のメンバーも別の面からサポートするという、いい循環が生まれました。

自分が持っている得意なことを気持ちよく提供することは、何物にも代えがたい、よろこびであり、さらにそれがメンバーや顧客にも感謝される場合はなおさらです。

単純にいい音楽を提供するという目的以外に、自分の良い部分が活きていると感じられることは大きな幸せです。そして、その活動をメンバー同士でサポートできているのであれば、最強といえます。

互いに相手のことを信頼し、惜しみなく自分のできることを差し出すことができ、絆が生まれます。

大ヒットを生み出した後に起こるチーム崩壊

ホテル・カリフォルニアの大ヒットの後は、メンバーの収入格差、貢献度の評価、音楽の方向性などメンバー間での対立が発生し、それぞれのメンバーは自分が正しく、相手がおかしいという非難の応酬となり、収集がつきませんでした。

自分が常に正しいということを前提とすると、同じように相手も自分の正しさを主張することとなり、収まりがつきません。

世の中には人の数だけ正義があり、正義をかざすことは相手を責めることと同じです。

少なくとも異なった価値観があるということから出発して、存在を認めることから対話ができるようになります。

ただ、このような状態で話し合いはできないので、しばらく時間をおいて休止するという選択もあったのではないかと個人的には思います。

まとめ

イーグルスは70年代に、ウェストコーストサウンドという新しい音楽を切り開き、後世に残る名曲を提供してきました。

メンバー同士が同じ価値観でつながっている時には、協力してアウトプットを改善していくことができました。

会社でもサービス/商品提供のために担当者で価値観が共有されていれば、いい循環で提供する価値を改善していくことができますが、実際にできているところは少ないです。

会社には価値観の違った人たちがたくさん存在しますが、その人たちの持っている価値が自主的に提供されるためには、まずビジョン/方向性で絆をつくっていく必要があります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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べんきち
東南アジア在住。外資系、国内企業のサラリーマン生活を経験して学んだ仕事への取り組み、働き方、時代の変化への対応などについて、記事を更新します。将来の経済的自由を目指して、人生100年時代を生き抜く知恵を磨いていく過程も発信していきます。