今の環境を抜け出したいので、別のことを始めたいが失敗はしたくない.…
うまくいかなかったことを他人にバカにされたくない.…」
このような悩みにこたえていきます。
この記事を読むことで、新しいことに挑戦の時に感じ不安について、その不安内容を理解し、適切に対応できるようになります。
結論からいいますと、不安の中身を具体的に確認していくことで漠然としたモヤモヤ感がなくなります。
紙に書きだすと、あいまいなことが明確になります。
ではさっそくみていきましょう。
新しいことに挑戦したいけど不安という悩みの具体例

新しいことに挑戦しようとすると、経験のないことへの不安が大きくなってきます。
以下はYahoo知恵袋や教えてgooに投稿されていた悩みの内容です。
失敗で他人からバカにされたくない
私は新しいことに挑戦することが恐いです。すごく簡単なことでも私は手間取ってしまう人間で、ちょっとした変化に普通の人の様に対応できません。対応できない自分をみんなが馬鹿にして笑うかもと思ってしまい、新しいことに挑戦できません。
何も考えずいろんなことに挑戦し、こなしていく人を見ると羨ましい気持ちになります。こんな私はおかしいでしょうか?
心配性で不安になる
僕は心配性なところがあり何か新しいことに挑戦するときは不安でいっぱいなのですが、挑戦してみれば思ったほど心配はいらなかったという経験を何度もしてきました。
要は今までは考えすぎだったということです。このことから楽観的であるべきだと思いました。しかし、今度もまた不安でいっぱいな新たな挑戦にぶち当たったとき、経験を活かして楽観的に挑んだ結果、大失敗をしてしまいました。楽観的であるべきという経験と楽観的であるべきではないという経験をした結果、僕は不安でいっぱいである新たな挑戦を前にどのような心構えでいればいいのか分からなくなってしまいました。
まじめといわれ、新しいことが苦手
新しいことに挑戦するのが恐いです。また、新しい店に入るのが苦手です。しかし、その性格のせいで色々損をしてきたので、たくさんのことに挑戦していきたいと思っています。
新しいタイプの人というのも苦手でした。特に、社交的な人?人目を気にしないようなハツラツとしたタイプの人には気負いしてしまいます。自分は通常、人に冗談を言ったりする気楽なキャラなのですが、気負いが激しいです。
自分より面白そうな人、明るい人と初めて話すとき「真面目」と言われます。
失敗するイメージが強い
新しいことをはじめるときいつもならわくわくするのですが、今回挑戦することは不安で仕方がないです。失敗するイメージしかわいてきません。こんなこと初めてなので、落ち着ける方法を教えてください。
以上、共通するのは挑戦する前に漠然として不安なことがあり、それが気にかかって失敗することがイメージされ、その失敗でバカにされたくないという気持ちが先行しています。
変えていきたい現状に対しての認識

会社から新製品、新サービスが新しく発表されると、ニュースになったり、広告されるように人々の興味を引き、話題になります。
個人が新しいことを始めるときはどうでしょうか。
積極的に新しいことをやっていると伝えることはほとんどなく、ひっそりと目立たずに始めるのが普通です。
新しいことに挑戦には1人で始める不安がある
今の自分が置かれている現状に対して何とか変えていきたいと思いつつ、新しいことを始めようとしたときに本当にできるのだろうか、と不安な気持ちになり、止まってしまうことがあります。
特にサラリーマンで安定した給料を毎月もらい、忙しい毎日を送っている場合、新しいことを始める仲間というのも存在しないことが多く、孤独に始めることがほとんどです。
ただ、終身雇用の崩壊、リストラの拡大、ジョブ型雇用の広がりなと今後の方向性の中で、自分の会社での現状が本当に安定しているのかに疑問を持つ人も増えています。
自分のための行動というイメージ
あなたが今現在の状況に満足しているのであれば、新しいことに挑戦する必要はありません。
実際には、現状に対しての我慢できないことがある、何とか今よりも多くの選択肢を試してみたい、能力を伸ばしたい、など現在の時点での自分の位置づけを良い方向にもっていきたいという欲求があるため、多くの人が新しい挑戦を望んでいます。
ただ、あなたの感情から発しているものは、だれか別の人が実現できることではありません。
実現したいことはあなたの中で定義されているので、ほかの人には知りようもないからです。
その実現したい目標に向けて行動することが挑戦であり、あなた自身から主体的に取り組める自由があります。
会社の業務命令とは違い、自分が決めたことを取り組むことは100%自分のための行動ということになります。
できない理由をあげてもできるようにならない

自分の目標を立てたとしても、実際に取り組んでいく中で、忙しいので時間がとれない、パソコンの操作になれていない、自分には向いていないかもしれない、お金をかけたくない、など後ろ向きな理由で続けられない人も多くいます。
そのような気持ちは、そもそも挑戦したくないと同じことです。
できない理由を数多く上げても何一つできることにつながりません。
挑戦する中身を具体的にアクションとして細分化
忙しくて時間がとれないことに対して、その時間がない中でどのようにやっていくかを考えていくのが第一歩です。
自分でできることはすべて自分でコントロールできます。
スキマ時間をつくる、会社では定時で帰る、作業を他の人に割り振るなど自分の取り組みでできることはいくらでもあります。
100%目標を達成するということにコミットすれば、実現するために必要なことは何かは見えてきます。
自分でできないことがあれば、他人に依頼することはできますが、自分でGoogle検索したり、YouTubeで動画検索するほうが早いので、最大限自分一人でやったうえで、できなければ、誰かに聞いてみるのがいいです。
その際には、自分の求めるものは具体的にこれで、今までこのように調べて、ここまでわかっているけど、この部分で先に進まないという詳細な質問をすることにより、答えが得られるようになります。
今まで取り組んだことのある問題であれば、慣れ親しんでいて、落ち着いて取り組むことができるのとは対照的です。
コンフォートゾーンからの脱却
慣れ親しんだことはコンフォートゾーンの中にあります。
つまり、快適な領域で居心地のいい空間にいる状態のことです。
仲のいい仲間と不安もなく、楽しく、長年やってきたことをそのままやっていることは、安心で落ち着きます。
そこにいる間は自分が変わることや成長することはなく、ただ現状維持のままで安定しています。
今と違う将来を望むには自分の行動で変えていくしかありません。
実行からのフィードバックで改善
変化によって得られる可能性あるリターンよりも行動した結果うまくいかないリスクを過大に評価することが現状バイアスと呼ばれ、リスクをとれない決断をしてしまうことになります。
挑戦する前には失敗とは、最初の取り組みでうまくいかないことと思われがちですが、ほとんどの人が最初はうまくいきません。
その取り組みがデータとなり、経験となり、次の行動につながります。目標に向けて行動を続けることで、目標に近づいていることが実感できます。
ユニクロの柳井社長も一勝九敗という本を書いていますが、勝率10%それくらいの確率で失敗を前提として、取り組む姿勢が大切です。
目標が本当に実現したいことであれば、それに向けてのデータ取り、経験を積み上げることは失敗であっても苦にはなりません。その取り組み自体をプロセスとして楽しむことができるからです。
まとめ 【サラリーマンの悩み】失敗を恐れて新しいことに挑戦できない不安と向き合うには
今の現状に満足していない、どうにか変えていきたいと思っていると新しいことに挑戦したいという気持ちになります。
ただ、自分のできないことにフォーカスしても何も得るものがないので、自分ができることを伸ばしていく努力が必要です。
現状維持のままでいると、安心が得られますが、自己成長となることはありません。
新しい挑戦は、うまくいかないことも多くあります。ただ、そのプロセスを体験として楽しむことで、次の取り組みを改善することができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
