特定の人に集中している仕事を別の人に分散したいが、仕事を分けるのが難しい….
細かい指示をすると時間がかかり、自分でやった方が早い….」
このような悩みにこたえていきます。
この記事を読むことで、仕事を任せられない5つの理由と任せた場合どのようなメリットがあるかを理解できるようになります。
ではさっそく見ていきましょう。
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仕事を任せられない事例

まずは実際に質問サイトにある仕事を任せられない悩みの事例を見ていきましょう。
能力の低い部下に任せたくない
些細な部分でこだわりが強く結果的に仕事が遅くなる年上部下と、やってはいけない事をやり続ける(マルチタスクが出来ない人で、優先度の高く、かつ面倒な仕事を放置してしまう)後輩、同じミスを繰り返すのに反省や改善を全くしない同期の部下がいますが、そういう人にはどうしてますか?
26歳で人をまとめる立場になりましたが、その人に任せると全体の仕事が遅くなるし、仕事出来ないのに我が強い部分があるので、簡単な仕事だけを任せてある程度は自分でやってしまいます。「誰かに任せるより自分がやった方が早い」と言うタイプの人ってプレーヤーとしては優秀でもマネージャーとしては無能とよく言われているのでどう仕事を振ろうか迷っています。
頼りにしていた上司や管理職経験者の先輩が辞めてしまったため相談相手もいません。
仕事を任せると効率が落ちる
自分がメインで管理している仕事があります。
そんな自分がやるべき仕事を、上司が私ではなく、ほかの社員に振ってしまいます。「私にやらせてください」と言い出すのも波風が立つ気がして憚られます。仕事を任せてもらえば、私のほうが高いパフォーマンスを出す自信があるのですが、思い切って上司に進言して良いものですか?理由は仕事を任せても、自分が楽にならない。片付けて無かったり、チェック等で、むしろ負担が増える。
抜けがあったりして、安心して任せられないなど。要は、人に仕事を任せた場合のマイナスの方が大きいから。むしろ仕事を任せない方がマシだから、と考えているに他なりません。
安心して仕事が任せられない
部下が全く成長しません。私が悪いのでしょうか?
業界10年程経験の係長です。2月に中途で未経験の新人が入ってきましたが、全く使えません。例えるなら、私は常に1を聞いて10答えることが可能です。それが出来ないと私は部下に仕事は任せません。部下もメモとったり勉強はしてますが身になってないので最近1〜100までかなり細かく教えてます。部下ははいはい言うのですぐ出来ると私は思ってしまいます。部下に仕事を任せると仕事の段取りや精度が不安で、「これなら俺が仕事したほうが早い!」
そんなタイプの上司が安心して部下に仕事を任せられるようになるにはどんな心構えや手順が必要でしょうか?
成長しない部下にイライラ
簡単な文字入力とウェブサイトの更新を部下にさせているのですが、主に困っているのは、一般常識が不足している点です。具体的には、中学生程度の漢字も読めず、学校の先生みたいな添削をするはめに…。また、ウェブへの情報を追加するにしても、読みやすさ、コンテンツの意味をまったく考えない「?」なものを送ってきます。
マイペースで仕事が遅く、同じことを何度も指摘しても直らず、自分から問わないと相談も報告もありません。さらに、指示がないと自分の思いつきで全く意味のない作業をやっていたりします。
人とコミュニケーションをとるのが苦手のようなので、他に任せたいことも特になく、煩雑な作業を処理するのには助かっていますが、常識や感覚がずれている気がします。うまくマネジメントするにはどうしたらいいでしょうか。
共通するのは信頼できない部下などを任せることはかえって時間がかかり、自分でやった方がいいというものです。
通常の組織で1人しかできないということで業務を回している場合は、その人が病欠や不在の時には回らないということになり、会社として大きな問題です。
仕事を任せられない5つの理由

自分の仕事が忙しくて、処理するのに時間がかかるときに、誰かに手伝ってもらった方が早く終わり、楽できることがわかっていても、誰かに任せることが苦手でできないという人がいます。
「周りの同僚が不慣れで、仕事を任せられない」「自分がやらないと、満足できる結果にならない」など分担して取り組むよりも自己完結するということにこだわりをもったり、周りの人の状況、能力が正しく評価できていなかったりして、納得して任せることができないという管理職も実際多くみられます。
実際に5つの理由を見ていきましょう。
自分より能力が劣る人は信用できない
まずは、その仕事について、自分自身がだれよりもうまくこなせると自信があるため、周りにいる人たちの能力を低く評価していることが多く見受けられます。
仕事について経験があり、知識があることで自信があることはいいですが、実際には周りの人の能力が正しく評価できていない場合もあります。
本当は別の人でもその能力が十分備わっていて、うまくこなせるということはよくあることです。
常に’忙しい’といっている人は、その忙しいの中身について、自分以外のやり方を試す柔軟性がないまま、ただ忙しい状態を望んでいる可能性もあります。
まずは周りの人をよく観察して、その上で信頼して任せてみるという新しい試みをやってみる価値はあるでしょう。
自分1人でやった方がいい結果が期待できる
これまでの経験で自分がうまくやってきているため、自分がやればうまくいくということを確信している自信家は多いです。
ただ、会社として誰がやるかということよりも仕事が完了しているということの方が重要であり、1人でやることがいい結果であるというのは、思い過ごしの可能性が高いです。
組織で仕事を独占している場合は、その担当者に依存することとなり、そこが回っていない場合、次のプロセスを進めることができません。
1人の担当者での処理が進んでいない場合、バックアップとして別の人が進めることができるようにしておくことで、組織全体の効率は上がります。
組織から尊敬されて仕事を任されることは、いいことですが、自分だけに属している仕事いう勘違いをすると、協調性がないと評価される可能性もあります。
他人のうまくいく結果を喜べない
自分がうまくいっているのはいいが、同じことを他人がうまくやると、自分の価値がなくなるので、喜べないという感情があります。
組織の仕事は個人の感情を満足させるために、実行されるということはありません。
誰が取り組んだとしても、結果的に仕事が完了しているという結果自体が大切でそれまでのプロセスについては、改善点があれば、見直していく必要があります。
別の人がやったことが喜べないというのは、表立って現れることではありませんが、ベテランの人がその仕事にプライドを持っている場合、老害化している自分の価値の低下を認めたくないということは実際の態度として、他人からは見えてしまいます。
自分1人でやった方が楽
他人に説明するよりも自分でやったほうが速いし、楽だという感情もよくあります。
確かに、仕事の内容を説明し、理解してもらうということには時間がかかります。
業務内容については、現時点で早く終わるということのメリットよりも、将来的に自分の仕事が増えていく中で、同じことを1人でやっていくことがリスクとなる可能性があります。
責任が重大な仕事であればあるほど、別の担当者がその内容を実行できるように理解していることで、自分がいないときでも仕事が回るという仕組みを持っておくことが組織としてはリスクを避けることができます。
短期的な仕事の能率よりも会社の仕組みとして、いつでもうまく回るということの方がより重要です。
仕事を奪われたくない
自分の持っている仕事は長くやっていれば、効率的なやり方、経験があることでプライドを持っている人も多いです。
ただ、いくら大切な仕事であっても仕組みの中の一部として機能しているので、1人の担当者で独占することはできません。
一番効率的にできるという人であっても、事情によってはそのことに取り組むことができない場面も出てきます。
組織の中で仕組みとしてやっていく場合は、属人的な取り組みよりも、仕組み全体としてうまく動いているということの方が価値があります。
仕組みがうまく機能するように改善できるように、広い視野で仕事をしていくことの方が自分の仕事の権利を主張するよりも建設的で会社からの評価も上がります。
仕事を部下やチームに任せるメリット

自分の仕事を任せることで以下の3つのメリットがあります。個別にみていきます。
自分の時間を別のことに割り当てられる
仕事を任せることで、より重要な自分の仕事に取り組む時間を持つことができます。
同じ結果にするために自分でやらなくても可能である場合、仕事をを任せることが自分の時間効率を上げることにつながります。
部下や後輩が育ちチームとして成長できる
今までできていなかった仕事をを任せられると、任された人のやる気につながり、本人の成長にもつながります。
チームの中にも信頼されているということで主体的に仕事することができ、成長できる機会を持てます。
属人性を排除し、リスク分散
特定の人に仕事が集中している場合、その人が急に休んだりしたときに、だれも対応できないということになります。
仕事を分散して任せることがある程度、仕事の内容を理解する人が複数担当することで会社全体での仕組みとして運用できるようになります。
まとめ: 【サラリーマンの悩み】人に仕事を任せられない/頼めない5つの理由
周りの人のことを信頼できない場合、仕事を任せることができません。
自分の能力が他人よりも優れていると思うことが他人を信頼することの妨げになっている原因です。
個人プレイで仕事を回すよりも全体の仕組みとして仕事をこなしていくことの方が会社からは評価されます。
広い視野で仕組みを改善する提案するほうが、自分のやっている仕事を専任で取り組むよりも価値があります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
